流動的コミュニティ

かつて自分が属していたコミュニティを久々に覗いてみたときに、
今の自分には合っていないと感じて、

「やっぱり自分は変わってしまったんだ」
「自分はもうここには戻れないんだ」

なんて考えてしまうことがあるけれど、
もしかしたら変わったのは自分だけじゃなくてそのコミュニティも同じで、
単純に自分が好きだった頃の姿とは変わってしまっているのかもしれない。

離れていたからこそ変化に気付けなくて、
ずっと内部に居た人の方がその変化に敏感で、
内心ちょっと「あれ?」って思っているのかもしれない。

「あれ?」っていう感覚が強くなった人たちがそのコミュニティを去っていっても
そのコミュニティはそのコミュニティとして存在したままで、
本当は外枠が同じなだけで中身はとっくに入れ替わっていて、
もう昔の自分から見ても好きなものではなくなっているのかもしれない。

久々に見たらやっぱり楽しくないままで、
本当は自分が去ったときともまた違う姿をしているのに、
楽しくないからその変化に気付けないのかもしれない。

自分が変わってしまったから楽しくなくなったのか、
周りが変わってしまったから楽しくなくなったのか。

どちらにせよ悲しいことだけど。