実は合う色

色と色の組み合わせについての話。


以前耳にして不思議に思ったフレーズ。
「この色とこの色、実は合うんです」

昔テレビを見ていたときに、芸人の私服のセンスを審査するコーナーでファッションに詳しいらしい審査員が言っていた言葉です。

そのとき審査の対象だった服装は上下がとても奇抜な色の組み合わせで、登場したとき審査員以外の人はみんな不思議そうな顔をしていました。
僕自身も全く合っていると思えず、その色は「合ってない」というのが一般的な感想のようでした。

しかし複数いる審査員の評価はとても高く、
高度な組み合わせで「実は合う」という解説。

これを聞いて僕は不思議に思いました。
「実は合う」ってなんだろう。

一般の殆どの人が「合わない」と思う、でもファッションに詳しい一部の人から見ると「合っている」らしい色の組み合わせ。
それは「合ってない」と思うんですが違うんでしょうか。

そもそも色が「合う」っていうのは一体誰が決めるんでしょうか。

僕は色が合うか合わないかについて一つの基準を設けて絶対的な評価を下すことは難しくて、それは結局個々人の評価の寄せ集めでしか決められないものだと思っていました。

でも違うようです。
多数決で決めても「合ってない」が勝つ、「実は合う」色が存在するらしい。

色彩について勉強すれば解決するんでしょうか。